Twitterでも書いていたのですが、「スクリーン用に書き出し」でPNGではアンチエイリアスが働くのにJPGだと働かないっていう謎の挙動をしているんですよね……


左がPNGで右がJPGです。左側を見ると差が顕著に出てますね……
どういう設定で起きる?
原因を調べよ~~って事で新しくイラレのファイルを作るよ!

んで、画像ファイルをドラッグアンドドロップ。そしてサイズを調整!!

察しの良い方なら分かると思うんですけど、この引き延ばしてるのが原因なんですよね。ちなみに回転も同様です。
「ウィンドウ」→「リンク」でリンクタブを表示させ、『サイズ変更してない画像』と『サイズ変更した画像』を見て見ると「PPI(DPI)」が変わってるんですよね。


ppiが変わってるって事は画像が粗くなっていく訳で、そりゃ荒くなるわ……って感じです。(でもPNGだとアンチエイリアスが効いててJPGだと効かない説明にはならなくない???????)
結局どうしたらいい?
解決策の1つとしては「ラスタライズ」させる方法があります。(もう1つはPhotoshopとかでクソデカ画像として先に保存してイラレ上ではサイズ・回転をさせないって手ですね。面倒だからしない。)
サイズ変更したリンクファイルを選択して「オブジェクト」→「ラスタライズ」を選択。

ラスタライズの画面で「適当なppi」を設定。背景はPNGファイルなので「透明」にする。そしてアンチエイリアスも「アートに最適」を選択してOK!!

こうすることでリンクファイルから埋め込みファイルになりますが、PPIを変更する事ができました。

この状態で、最初と同じく「スクリーン用に書き出し」でJPGを吐き出すと良い感じにアンチエイリアスが効くようになります!(正確にはラスタライズをした時点でアンチエイリアスが埋め込みファイルに反映されてる、みたいな感じですけど……解決すれば何でも良いです)
今回はこれで終わりましたが、場合によっては微妙なズレが発生する事があります。そのときはラスタライズした埋め込みファイルを右クリックして「ピクセルグリッドに最適化」とかすると直ったりします。

以上!!!!